Li-ion電池は、私たちの身近な存在として、パソコンやスマートフォン、EVや蓄電システムへと広がりつつあります。
これらの電池は安全に開発され、保護回路(BMS)と組み合わせて、より安全に機能しています。
しかし、火災による電池の類焼については、あまり想定されていません。
EVや蓄電システムでは多くのセルが組み込まれているため、類焼防止が求められています。
これらの基礎的な燃焼試験として、単セルの火炎暴露試験を実施しています。
試験は、製品評価技術基盤機構(NITE)の大型蓄電池システム試験評価施設(NLAB:大阪市)の実験室にて実施します。
電池(単セル)は耐火レンガの上にセットされ、セル電圧および温度をデータロガで計測し、3台のビデオカメラで燃焼の様子を記録します。
お客様の立会いも可能です。詳しくはご相談下さい。
電池の開発に携わる方々に、EVや蓄電池を開発する方々に、火災時の消火活動の情報としてリチウムイオン電池の燃焼の基礎データとしてご利用いただく目的でレポートの販売を行っております。
缶型電池とラミネート型電池の違い、正極活物質の違い、SOCの違いなどの比較・考察をおこなっています。
また、燃焼後の散水の様子も観察しています。
EV用電池 | テスラ・モデルSのP社18650型電池 |
日産・リーフのラミネート型電池 | |
BMS・i-3の大容量の缶型電池 | |
シボレー・ボルト搭載のラミネート型電池 | |
VW・E-Golf搭載の缶型電池 | |
三菱・アイミーブ搭載の大容量缶型電池 | |
汎用タイプ | 15Ahラミネート(NCM系) |
12Ahラミネート(Mn系) | |
10Ahラミネート(Mn系) | |
20Ahラミネート(Fe系) | |
15Ah薄型缶電池(NCM系) |
レポート(本および電子ファイル)と映像データ(DVD2枚)を36万円(税別)で販売しております。
オプションでDVDの映像を一緒に見ながら電池が燃えた時の状況について解説いたします(有償となります)。
詳しくは、松尾までお問い合わせください。